南無煩悩大菩薩

露の世は露の世ながらさりながら

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

明寒。

塔頭{たっちゅう}。 なかなか、普通に読める漢字ではない。 土佐弁では、「立っている」というのを「たっちゅう」ともいう。 たっちゅうの前で、禿頭がたっちゅう。ということになる。 塔頭{とうとう}。と読んだら笑われるだろうか。 あいつもとうとう頭…

なにがなんでも。

お。かえるやないか。 断崖にへばりついておるわい。 せや。 落ちんように、へばりつく。 この姿は、ある種の意思の黙示やね。 ちょいかっこはよくないかもしれんが、そんなこと言うてるばあいやないこともある。 へばりつくもんがあってこその、粘り腰です…

あなたなら。

救済か倒産か。 見極めなければいけないときがある。 看護か治療か。 判断しなければいけないときがある。 病状や病巣についての、診断をどうおこなうか。 診断の難しさは、 疾病の証拠なし。というのはあっても、疾病なしの証拠。なんていうものはないとこ…

童人形のメッセージ。

童(わらべ)人形には希望がある。 旧約聖書の中の一書「伝道の書」の一節にこんなくだりがある。 「私は太陽の下を見たが、競争はすばしこい人のものではなく、戦争は強者のものではなく、パンは賢者のものではなく、富は抜け目のない人のものではなく、恩…

なぜに蝦蟇。

禅寺永平寺に鎮座する蝦蟇尊。 なぜ蝦蟇の置物があるのか。 座っているだけで悟れるなら、蝦蟇も仏である。 たしかそんな風な公案が、禅にはあったような気がする。 今になって、写真に撮っておいたのを見返していて、たぶんそのようなことでおいているので…

解いて放つ。

人生活発の気力は、自由に解き、自由に放たれねば出でがたし。 自由に言わしめ、自由に働かしめ、富貴も貧賎もただ本人の自ら取るに任して、 他よりこれを防ぐべからずなり。 誰だったか、 そんな言葉を思い出しました。

帰去来。

西向い、陽が駆け足で没すの美を送別し、 東空に、月おのずと静爛なる美を歓待す。 溜息(りゅうそく)の肖美(しょうび)、斯くの如し。 去るものにより来るもの明輝に浴す。 此地に立つ、我は不動覚ゆるも、さにあらず、 立ち帰る可(べく)もなき、 不動…

茶のすすめ。

「現代の人道の天空は、富と権力を得んと争う莫大な努力によって全く粉砕させられている。 世は利己、俗悪の闇に迷っている。知識は心にやましいことをして得られ、仁は実利のために行われている。 東西両洋は、立ち騒ぐ二竜のごとく、人生の宝玉を得ようと…

毘沙門天。

越後の上杉謙信公は「毘」と染め抜いた旗を用い軍神とよばれた。 「風林火山」の甲斐の武田信玄公との甲乙なしの激突の話も想像を逞しくする。 別名、多聞天。 冷静さと怒涛の決意。 ここぞというときには、胸に秘めたい、男としてはあこがれの仏である。

流水に学ぶ。

流水は、流量に従い、地形に沿い、岩床に添い、その姿万変なり。 恵雨には増し、乾来には減ずるも、その営み止むことなし。 天なる需要に添って流れ行く。 地なる供給に添って流れ行く。 行く川の様、斯くの如し。 適者生存の妙ここに至れりや。 自然体。す…

疑問のすすめ。

知恵者や賢者とはどのように出来上がるのでありましょうや。 全般的なお地蔵さんたちの、賢者の顔つきを見るたびに思います。 先日、新成人たちへのメッセージの中で、誰かが言っておりました。 「何事も当たり前だと思ってあきらめないで、世の中を疑ってか…

叙事。

神様が本当にいるかどうかはわからない。 でも、無神論者だと、神様がいなかったとしてもいいことがあるわけではない。 一方、もし神様がいたとしたらきっとひどいことになる。 したがって、私が神様を信じているのは適切な行為なのだ。 -パスカル- 彼は、神…

社会との契約。

全員の意志(全個人が望むこと)と全体の意志とは、しばしば大きく異なる。 全体の意志は共通の関心のみを考慮するが、全員の意思は個人的な関心を考慮し、個人的な願望の総和でしかない。 しかし、これらの意志からプラスとマイナスを取り除いて打ち消し合…

雪は月花。

砂利目やいくとせ深まる行くの川、 ひわだのおねは新白はえて、 置石いただく えぼしつき 向日にまつは まんじゅのゆきばな。 徒然なるもいとおかし。

呑む哲学。

セネカは、ワインを飲み酩酊することが平静さを維持する手段であると言った。「時折、我々は、酒に溺れることなく、それをたらふく飲み酩酊状態に達するべきでさえある」。といっている。 溺れずに酩酊状態になる。 酔っ払いの本道とは、このあたりの真実を…

じゃんけんほい。

グーよりパーが好き。 パーよりチョキが好き。 でもチョキよりグーが好き。 これを三すくみという。 帰納的には辻褄が合わない。 つまり、A君よりB君が好き、B君よりC君が好き、ならば僕よりC君が好きだろうと、A君はあきらめる。だが、実際にはC君よりA君が…

念頭所感。

おろかなる 心のひくにまかせても さてさはいかに つひのおもいは -西行法師- 長年心がけながらも実行に程遠い命題があります。 「己の長を説(と)くべからず。他人の短を道(い)うべからず。」 大人(たいじん)虎変(こへん)す。 といわれるように、性…

寒中に凛ありて。

訥々と飛水 青竹に氷床を生じ その清明 寒より出で立つ 水落つる音 深々と染み渡り その凛たる景 眼耳鼻舌心意 透き澄ますが如し 柄杓持つ手はかじかむも 軒端よりしたしるは、氷柱の命 橙は、代々つむぐ福徳の険峻を愛で 見上ぐれば 翠松その鶴翼を頌と拡げ…

夢を観る。

あけました。 虎(こ)の年や 夢は千里を駆け巡る。 虎は 一日千里を走ると申します。 この国では、植物も生き物も人間も、一年に一度生まれ変わる。 そして、夢を見る。 どうか佳き一年、いやさ、一念、佳きものにしましょうず。 謹み畏み新年の寿ぎ申し上…