南無煩悩大菩薩

露の世は露の世ながらさりながら

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

線か円か。

人生も時間も世の中も。 線か円かで大違い。 線、それを引けば前後上下左右順番ができ、前の人は追い越せない。 円、前も後もよくわからず、上下左右もおぼつかない。追い越す追い越されるの概念は無である。 一円相。

よるさるこんさる。

みざるきかざるいわざるよりもかまわざるこそ まさる なりけれ。 三猿の悪を見るな聞くな言うなという説に沿えば、悪に構うなである。

叶に休祥。

叶福助さんは実在の人物だという。 出所知らずながら、福を扶けるも福に助けられるも叶うさま、福不可量まことにもってである。 あやかれや。

旬の神様。

新たま於いて新にんにくのよろしい季節。 大蒜と玉葱で 滋養強壮の神 なんちゃって。

又三郎とスナフキン。

風の又三郎とスナフキンはちょっと似ている。 どちらも風来坊で妖精っぽい。

なぜなら。

わし、つよい なぜなら よわいから わし こわくない なぜなら しらんから わし かしこい なぜなら これからやから せやから わし たのしい 2020/12/18

とどのつまり。

一口に芸者のために男が堕落するとよくいわれますけれども、 芸者のために堕落するような人間は芸者がなくてもとどのつまりは堕落するので、 あるいはそれ以上の毒を流し罪を創るかもしれません。 現代の紳士淑女の人々に、芸者への攻撃を立派にできる資格の…

涙香さん。

予は客を愛する。 長居しない客を大いに愛する。 なかでも 来ることのない客をもっとも愛する。 黒岩涙香さんは、土佐のいっごっそうだ。

益軒先生。

貝原益軒先生は牡丹が大変好きであった。花の咲くのを楽しみに丹精込め育てたそれらは、開花時期になると庭一面咲き乱れたそうである。 ある日の先生留守中の事、書生二人が庭で相撲を取ろうということになった。最初は気を付けていたがつい夢中になってしま…

主従表裏のたぐい。

こんな話がある。幕末の漢詩人として知られる燕石は、博打が三度の飯より好きと言う人で、よく門人から諫められていたという。 「先生、詩人の名に傷がつきます。やめてください」 すると燕石笑ってこう応じたという。 「詩人の博打うちだと云うからいけない…

売茶翁

獅子舞をやるから何かの役をやれという。 仕方ないので笛を吹く役も太鼓を叩く役も辞退して後足の役を願い出た。 いやあこれが一番気楽でええわい。 茶を売る翁と称された人の洒脱な精神が喜ばしい。

谷木因さん。

芭蕉さんと仲が良かったといわれる木因さん。 裏散りつ表を散りつ紅葉かな と一句詠んだ。 木因さんと良寛さん(うらをみせおもてをみせてちるもみじ)。 山中鹿之助はん(憂きことのなおこの上につもれかし限りある身の力試さん)と熊沢蕃山はん(憂きこと…

一酔

青銅好く著す布嚢の中 去って人間の小臥龍に謁す 久しぶりにあなたとお酒を酌み交わそうと思っていたのに、お金のある時に限って逢わないなんて。 こりゃまた残念。 良寛さん、これまたしかり。

コクトーさんのスタイル。

私がジャン・コクトーさんを好きな理由は、おしゃれだからである。 私の好きなおしゃれはファッショナブルということではなく、スタイリッシュな様子にそれを感じます。 曰く「詩人はモノを描写するのではない。詩人はあるべき姿を解きほぐし、また違った風…

鐘も鳴るなり法隆寺

ながむればわがこころさえはてもなくゆくえもしらぬ雲の影かな

なにをくよくよ。

水はどんな体になろうと文句は言わない。凍ろうが沸騰しようがおかまいなし。 どこに行こうと頓着しないし、昼夜をおかずとどまることもない。 岩に当たって激しても淵に嵌って沈しても無心だ。 「随流識得性 無喜無憂」 流れに随いて性を識ること得れば、喜…

良寛さんと貞心尼はん。

良寛さんの前に座った貞心尼は、才媛もさることながら、清楚で匂いたつような美貌の人であった。 道をひたすら歩いてきた良寛さんへの、仏からの贈り物のようにも思える。 良寛さん70歳、貞心尼はん30歳のひとせである。 師の君にはじめてこうやっておめ…

真向いの翁。

薮内竹心紹智、通称竹心という人、茶人ながら邪道に落ちた茶道を嘆き門を閉ざして俗との交わりを絶つ。 その際「わしゃ真向勝負を挑むのに背面(そむく)と見る人これ笑止なり」と自賛した。 評伝によると、その性、滑脱にして洒落、また剛毅にして権門に屈…

猪兎亀ばあちゃん。

干し芋がムシロに並べられている。干し柿の粉が陽光に輝いている。生垣の影の用土の上の満ち足りた膨らみに光が筋をつける。かまどで燃えるパチパチの木が、くゆらせたなびかせる層雲。まるまった暖かい相貌を崩して、ばっさまが静かに笑う。木綿の縞が幾重…

人が嫌がること。

ゴマカサレルコト。シハイサレルコト。ナメラレルコト。ケッテイケンヲウバワレルコト。ゴカイサレルコト。蟷螂も斧を構える。惜しむ。からではない。守るために立ち上がり構える。生き物は、そっと触られると構える。不安定さに構える。圧力をかけ、ギュッ…

ふうせん。

すがるおひともおりゃせぬみなら。いだくるおもいはこのきのふうせん。ふうのきままにいくてをたくし。ねんげみしょうのかぜのふね。ながれるかわにせもあるほどに。あたしゃこのきでうかびもあがらせ。ういたはれたはこのよのえにし。どうせのるふねかぜの…

酒ありて。

乾いていた心は潤い 弱っていた心は蘇り 散らばっていた心は次第にひとつに纏まってくる ただちに心の栄養となる。

狐の嫁入り

降るか降らぬかわからぬ雨ハ 持つか持たぬかわからぬ笠ヨ そんなこととは露知らズ 差すか差さぬかこぬかの雨ハ さすもささぬも抜き差しならズ なせばなるよの日も差した。

闇と青。

鍋に入れる具をそれぞれが持ち寄り、暗闇の中で各々が鍋に入れ、その食感において雑多で多様な発見と面白きを得るのが闇鍋だ。 なかにはゲテモノや草鞋が入っていたりするがそれも一興と笑い飛ばすのがルールである。 人生は闇鍋なり それにつけても空の青さ…

使節団と魯迅。

昔、景気の良かったものは 懐古を主張し 今、景気の良いものは 現状維持を主張し 未だ、景気の良くないものは 革新を主張する。

鮎は瀬に枯木に烏、人は情けのうちに住む。

だましはきかず 泣き言もきかず 叱咤もきかず きくのはおのれの内なる声 のみ。

城窓から山間を望んで。

芸術的手段や 創造的衝動に我々が駆られるのは そこに自己という客観者の存在を認めたいからではないか。 主観的なものを客観的な方法を用いて弁証することで 人生の処方箋をつくることに役立たせる。 という意味において。

潔(いさぎよ)さ。

男子の本懐とはなんぞや 女子の本懐でも構わん 諸子におけるいだきしほんぶんのところを述べよ。 清いと潔いは本懐において別物です。 清さは無くしても潔さは無くしたくないものです。