南無煩悩大菩薩

露の世は露の世ながらさりながら

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

つくばい。

真ん中の 口 を中心に、 吾 唯 足 知 という字になっている。 われただ足るを知る。 唐の詩人、蘆同は茶のたしなみをこう詠んだ。 「一椀はわが唇と喉を潤し、二椀はわが孤悶を破る。三椀はわが枯腸を探れども、そこに五千巻の文字を見出すのみ」 ちなみに私…

在りかたの妙。

よくわれわれの間で使われる表現だが、人生の深刻だが滑稽な出来事にまったく関心を示さないならば、われわれはそういう人を「茶気がない」というふうに評する。 逆に、人生につきものの悲劇的出来事を無視して、感情の赴くままにはしゃぎ、感情を抑えられな…

似ている二人。

アレクサンドロス大王の時代、ギリシャの哲学者にディオゲネスという人がいた。 頓着も欲も無い人で、家の代わりの大甕と拾った物を入れる頭陀袋だけで暮らしていたという。 大王の呼び出しにも応じず、仕方なく大王が会いに行き、挨拶をして、何か欲しいも…

ないのにあるもの。

ある光景を記憶に留めようと努めるなら、 それを見た後に一旦目を閉じて思い浮かべてみる。 目に焼き付けるというより、心に焼き付ける。 人の能力や技量を測るのは、再現性と反復性においてである、と誰かが言っていた。 ある話を記憶に留めようと努めるな…

散らかるとよいものとよくないもの。

私たちの脳はコントロールしてやる必要があるという。 本能としてもっている様々な事象に対応しようとする脳は、必然的に注意力の散漫を招き、集中力をそぐ方向に向かうらしい。 例えば本を読むということは、単一の静止した対象に向かい、切れ目なく注意を…

所得耐性。

1946年に、「J・R・ヒックス」という人が「所得」というものの定義をこう唱えた。 「コミュニティーがある一定期間だけ消費を続ける時、その期首と期末で経済的な豊かさを悪化させることなく消費できる最大限の物量」 国家でも、会社でも、家庭でも、…

みっつの実。

一つの実は必然ともいうべきもの、天。 一つの実は時候ともいうべきもの、時。 一つの実は関係ともいうべきもの、人。 この三つが一つになってダンスを踊るとき、 僕たちは、営為の「結実」ということの本当の意味を知るだろう。

路を目指す。

(浮世小路) (心斎橋筋) 大路(おおじ)を歩こが 小路(こみち)を行こが はずせないのが 人の路

晴れ渡る。

晴れ渡る空、流れる小川、色彩々の木々、澄んだ空気。初冬の一幅の借景の中を散策するわたし。小川には、橋がかかっていてわたしはそれを渡る。誰かがそれを見る。そして言う。みてみて、晴れ渡っている下を禿げ渡っている。

意識界無限界。

耳が聞こえる子供なら、言葉を覚えるのに特別な努力は必要ないだろう。 人の唇からこぼれ出た言葉が、飛び回っているところを喜んで捕まえればいいだけだ。 だが、耳の不自由な小さな子供の場合そうはいかない。苦しみながら、時間をかけて言葉を罠にかけて…

移ろう。

命脈を保つための葉脈が、命脈を絶つための物質の運搬者になる。 葉脈を有している以上、それを逃れる術は無い。 紅葉の美しさは、リアリティの、現実の、流動するものの、その矜持にある。 なにかにしがみつくことなく、流動こそが現実だと、そういうきっぱ…

はずれのあたり。

チャールストンという名のバラから蜜を集める蜂がひょいとでてきた。 蜂に逢うつもりはなかっただけに、ちょいとうれしかった。

グッドモーニング。

目覚めると そこは朝陽に照らされて おもむろでおぼろげなかげがうかび かすかに揺れるのをみた 静かの朝の 洗濯物 むすめの派手な パンティーに はさまれゆれる わしの猿股 グッドモーニング。

私たちの地平。

今朝トイレで新聞を読んでいたら、G20(20カ国首脳会議)の写真が載っていました。 各国の首脳のにこやかな集合写真の、その後ろに小さく標語らしきものが掲げてあり、そこに目が留まりました。 Shared growth beyond crisis Shared growth 成長を共有…

錯誤の後。

3人の男が1万円ずつ握り締めキャバレーに行った。 男達は3万円ポッキリのコースでお金を渡し飲んでいた。 その日はキャバレーの秘密の割引サービス日で、2万5千円で飲める日であり、店長はホステスに5千円を渡し、男達に返すように言った。 ホステスは…

落ち葉ナウ。

元の土に 帰るぞ うれし 落ち葉かな。 -無山人- なんとかナウが流行っているらしい。 それがナウいのかと思っていたら、違うらしい。 その折々の今を伝えるのだそうだ。 なるほど、ではわしもと落ち葉のナウ。

開放と動員。

平凡がいいことも多いが、平凡ではままならないこともある。 絶えず競争状態を強いられる営利組織などもその一つだ。 平凡でない組織とはいったいどういうものか、ずっとそれを考えている。 組織は目的の為の手段である、だからそれ自身を重要なものと勘違い…

寒桜。

こがらし一番立冬の風 でがらし一番立柱の茶 あいらし一番立花の桜。

一掬の憧憬。

必ずしも綺麗な色づきではありませんが、私はこのごろそんな柿の葉を見るとなんともなく落ち着くのです。 ん。いいじゃないですか。

ましょましょの唄。

ひろげましょか? ほっといたら狭くなるものを ひろげないと使えないものを ひろげることでひろがること。 ・・・を広げましょ。 わすれましょか? 苦予苦与してもしかたないものを 自汰罵他してもしかたないものを わすれることでひろがること。 ・・・を忘…

みちゆき。

ちょいとお先にきへんにかぜだ。 おまえはまだ青いのお。

僕ちゃんニコニコ文化の日。

文化の日に、文化について散歩しながらすこし考えてみた。 私たちが本当に渇望していることは、生存すること。 経済的よりも、政治的よりも、文化的・・・。 カロリー計算されたような、相対的な圧力の外にあるもの。 人間的で私的な活力という点から見た文…

進路。

何のために学問をし、修養をし、仕事につくかといえば、目的のため。 目的、つまり知恵、理解力、よい判断力、よい嗜好を身につけることで、 たくましく、自尊心があり、正しい怒りを持ち、支配や搾取、宣伝やわけのわからない文明化、暗示や流行に対して抵…