南無煩悩大菩薩

露の世は露の世ながらさりながら

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

環境適応。

お。すずめやないか。 そういやぁ。やきとりやのおばちゃんがゆうとった。 この頃はええすずめが入らんようなったから、出すとこないやろ?ゆうて。 わし。等身大で尾頭付のあれはどうも苦手でしたけど、好きな人は、残念がっていましたなぁ。 なんでも、山…

はじめとおわり。

はじめ君は言いました。 こうすればいいじゃないか。 おわり君は反論します。 そうしたら後で困るじゃないか。 何の話だろうと、耳をすませて聞くと、二人ともその言い分には、もっともな理由がありました。 ただ、はじめるまえのことと、おわったあとのこと…

遠くから。

湾を遊覧する観光船が、その航跡を雄大な波形で描いている。 乗船している当事者にこの波形はおぼつかないだろう。 音が聞こえるのは、音の波長が描く振動数に由来するが、可聴範囲は限られている。 物が見えるのは、紫外線から赤外線の枠内の可視光線の波長…

自己考課。

人は自分が何をしているか、ほんとうにはわかっていない。 この事実を隠さない方がいい。 相手を身構えさせないばかりか、相手を旅の道連れにする大きな吸引力になるからだ。 自分は自分が何をしているかわかっていると思っている人間を、人は早く嗅ぎつけ、…

おたべやす。

織田がこね、豊臣つきし、天下餅 棚から落ちて 食うは徳川。 江戸初期の落首である。いわゆる世論。 はたから見てる庶民感情を、せろんというらしい。 それにある種の専門性を持たせ、統合感およびサゼスチョンの加わったものを、よろんというらしい。 倣っ…

環境と宇宙。

環境とは、誰にとっても自己以外のすべて。 宇宙とは、それとは反対に自己を含むすべて。 宇宙と環境との唯一の境界は、自己。 それは経験する観察者。 と。 定義した思想家がいた。 他に交わるときは、環境の中に自己がある。 一人自分に向き合うとき、自己…

助かる関係。

助け合いやチームワークについて、めくらとつんぼといざりを題材にした古典の教えがある。 今様で言えば、目が見えない、耳が聞こえない、歩くことが出来ない、ハンデを背負った三人の物語である。 その話のすじはこうだ。 三人が一緒にいるときのこと。 そ…

遠望。

眠る山を遠望す。 寒松の下、北風禿を刺し 毛穴まで浸透する冷気、おのずから矜持胆に芽立つ。 春がたち夏がたち秋が立ち冬がたつ。 立たぬは愚息ばかりなり。 云わんや 遠く望むは、山笑う。

雪の達磨の問答。

転ぶことや転がすことで、みるみるまに大きくなるのが雪だるま。 だるま造りは、労少なく大きなものができるので、子供にとっては簡易かつ有意義な遊びとなる。 そのメカニズムはいたって簡単ではある。 いたって簡単なゆえにその方程式によって負の生成も雪…

思慕酒。

日本に初めてガス燈が灯ったのは、明治5年西暦1872年の横浜だという。 10月であったというから、少し肌寒い街中のガス燈は、文明開化の希望と共に暖かく頼もしく市民の目に映ったことだろう。 明治は遠くなりにけり。か。 いまではもう、昭和は遠くな…

蜃気楼。

新年早々珍しいものにお目にかかった。 無論地図上にはない島が、私の目には映っている。 見えないものが見える。 こいつぁあ春から縁起がええやね。

丑年。

牛はのろいほどゆっくりあるく。 しかしその一歩一歩は、力強く着実だ。 その目的の地まで、まっすぐに歩くのだ。 丑という字は、指先に力を込めた象形であるという。 しっかりと気を込めつつ、泰然と今年を踏みしめたいものだ。

揺籃の。

アンドロメダ星雲は、煌く星々を育む黒き星雲なり。 黒き雲ありしに、尊き黄金いずるや。 暗雲立ち込めるは、黎明の揺籃なり。 いざ待たん。その日出国の神々を。

いでよ。

もうすぐ日出でる。 きざしに胸は高鳴る。 きざしているからきざしである。 めざしではない。めざすところの兆しが揺籃の美しさを見せるのである。

おはつ。

日の出であります。 こくうんは太陽で黄金に輝くのであります。 ソーラー、みてみなさい。 2009、本年がまたひとつ佳き歳であったと思えますように。 合掌。