2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧
夏至もすぎて、もう七月。 あついあついといわれるなかも みつきもせぬうちあきがくる。 とかく人はアルミのちゃびん、熱しやすくさめ易い。 四季の移り変わりの激しいニッポン人だから仕方がないか。 ま。それも考えようで、良いことも悪いこともそう長くは…
人間は、自然のうちでももっとも弱い一本の葦(あし)にすぎない。 しかしそれは考える葦である。 これをおしつぶすのに宇宙全体が武装する必要はない。 一つの蒸気、一つの水滴もこれを殺すのに十分である。 しかし宇宙がこれをおしつぶすとしても、そのと…
それにつけても、花の白さよ。 先日最年長の従姉がポテチンと逝った。 それにつけても、花の白さよ。 古くからの友人が心筋梗塞をやっちまった。 それにつけても、花の白さよ。 私は、土地は持っていないけど、じぬしだ。 この頃ちょっと痛む。 それにつけて…
手にとるな ただ野におけよ あざみ花 見るにはよろしき花なれど、その手に欲しくてよれば刺す。 みてるだけ~ というのがよろしいこともある。 突っ込んでいい首もあれば、突っ込むと痛い思いをする首もある。 この写真を撮っていた私は、後ろの伏兵のアザミ…
仕事はその前に仕度をする。 旅に出る前は、支度をする。 せっせとするも、だらだらとするも、ちゃっちゃとするも、まごまごとするも、その所作には取り組み方と性格が出る。 したくをちゃんとすると、その仕事もはかどるし、旅も楽しい。 整理整頓もおなじ…
墓前に樒(しきみ)をたて、線香をたき、般若心経をとなえる。 くゆるけむりに、とけこむ不如帰(ほととぎす)の声。 山裾落ち、清流抱える座敷に立ち返り、朴訥堅牢の田舎豆腐を、冷涼鮮明なる麦酒で戴く。 銘なる酔とともに、染み渡り聞こゆるは、鶯の声明…
つゆのまにまに つゆのはれまに つゆとおち つゆときえ いのちくれない ふったのも ふられたことも いまはむかし 託と結んで花咲かす。
空のしらさぎ 行く先聞けば しらぬさきよと 風に乗る 明日もし何かが起こったとしても、起こらなかったとしても、今それを知ることはできません。 白鷺が肩で風きり飛んでいます。 その先には何かが、やがては必ず起こりうる何かがあるものです。 白鷺が長い…
青い梅は食ったらいかん。 お腹をこわす。 青い空は気持ちええ。 青いものがいかんとゆうてるんじゃない。 青い梅を食ってお腹をこわしたからといって誰も梅に怒ったりはせん。 でも人は、人を見損なったというて怒ったりする。 青い梅は食ったらいかん。 青…
滾々(こんこん)と滔々(とうとう)と朗々(ろうろう)と 湧く泉。 滾々(こんこん)と滔々(とうとう)と朗々(ろうろう)とであるかぎり、泉は汚れない。 垢や 糞や 毒や迷い いかなるものを投げ込まれようとも、すべからく浄化する。 古代より、情念にお…
写真を撮っていたら僕の目の前を巫女さんが横切った。 巫女さんが行って、 また写真を撮ろうとしたら、 巫女さんがまた横切った。 行って来たのか、来て行ったのか。 僕は巫女さんを撮ろうとした訳ではないけれど、巫女さんに向けてシャッターを押した。 神…
僕にとって良い一日とは、僕にとって良い日であること。 本来、人生とは楽しいものである。といってみたくなるようなこと。 人がきょとんとするようなことでも、僕にとっては良い日であることを思い笑むこと。 まだ一日は始まったばかりであっても、良い日で…
人間、ハートで勝負よ。 心臓の病でない限り、ドッキンドッキンするのはよいことだ。 物資底をつき、手練ままならず、見通し暗雲立ち込める、そんなときこそハートの出番。 ドッキンドッキンと心電図を復調させるのは、ハートしかない。 どんなハートに御籤…
交合についての観念を哲学者ならこんな風に言う、これは内部の摩擦といくらかの痙攣を伴う粘液の分泌である。なんて。 私たちの日常生活のあらゆるところで、観念 は幅を利かす。 あのひとが僕に優しくしてくれるのは、僕が男前だからだ。 これは、のうてん…
なぁ君、そんなことをしてもどうにもならないってこと、忘れたのかい。 ええ、でも、どうしても気が収まらないのです。 だからといって、君まで馬鹿者にならなければならないのかい? 勝ってニコニコするよりも負けてニコニコするほうがずっと難しい。 ま。…
霞む嵐山 渡月橋 淀川水系桂川 らんざんわたる つきにはしかけ よどのきみ いくどのえにしありつるも たえることなき けいのかわ 昼間に夜を思うのもまたうれし。