南無煩悩大菩薩

露の世は露の世ながらさりながら

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

スワンの夢。

すっかり水を抜かれた人工池に、足漕ぎスワン号が雁首を並べる。 正確にはスワン首というのだろうか。 わたしはかってこれに乗って、鳴門海峡を渡る夢を見た。

さらば夏よ。

忘れかけたうどんの味がした。 かけた風鈴のおとが今もよみがえる。 そういえば、たしかにそうだったことがある。 さらば夏よ。

さらば夏よ。

もう二度とはここに戻れない。 おもひで胸に。 さらば夏よ。

さらば夏よ。

たなびく西風。 僕を残し、遠くかなたに過ぎ行く。 さらば夏よ。

羨望。

あんたなにしてはりますの? かっこつけてます。 だめだこりゃ。 二人ともてっぺんは禿げている。 ほらみてみい。わてのほうがこんなに髪の毛ありますえ。 あほ。わしかてあるけどな。カットしてるだけや。 しかしなんでこのおっさん、伸ばして喜んでるのや…

その理由。

する理由があれば、しなくてもよい理由も考えてみなければあきまへん。 される理由があれば、されんでもええ理由もあるはずでっしゃろ。 絶対にあいつが悪い。 なんでわし謝ってるかわかりません。 こういう人は、修行が足りんのとちゃいますか。 間違いなく…

戦略的に。

人が状況から学習する能力を持ち、その能力を支える環境があるところなら、どんな場所にでも戦略は根を張る。 これら草の根の戦略が集合し、組織全体のふるまいを導くほどに繁殖すると、それは組織化された戦略へと姿を変える。 -ヘンリー・ミンツバーグ- 私…

断煩悩尊者。

五百羅漢さんの中でも、この羅漢さんは断煩悩尊者と名がついている。 これはあやからねばならない。 さまざまな苦渋を胸に収め、泣きそうながらも気骨でこらえているようだ。 やっぱりあやからねば。 お前はどんなじいさんになりたいのだ。と問われているよ…

奥歯に物が挟まる。

魚の小骨や、乾きもんのイカの類や、ほうれん草の筋などがちょくちょく挟まる。 このなんともいえない感じは、居心地が悪い。 ほんの0.数ミリ単位ながら、全体の活動を停滞させることすらある。 チョっとしたひっかき傷の方が、折れた骨よりも痛かったりも…

酒を飲めば花が咲く。

君はだりや? と問われて答えないわけにはいくまい。 私は元来寡黙に飲む方だが、いつもの酒が四つ麦酒とあわせて五つ入ると無駄に饒舌になる。 いわゆる、前頭葉がやられて、理性という機能が薄れるようだ。 脳下垂体の部分が、衰退どころか活発になるので…

途中にて。

たとえば手を水に浸したとしよう。 それまで手が寒い状態におかれていたら「暖かい」と感じ、暖かいところからであれば、「冷たい」と感じる。 人はしばしば絶対的なものではなく、相対的なものに強く反応する。 道は、登りと下りを繰り返す。 山があり谷底…

おたのみなす。

このなす。ご神体とは気付かずベンチ代わりに座ってしまったわたしは、おたんこなす。なすのよいちがやきなすでもてなす、なすかしい味わい。これはいかなすと、なすりなすりして、ぼけなす封じを願う。なせばなす、なさねばなすはなさぬの、おたのみなす。…

尊者達。

後ろ向きになってはいけない。 だれにでもありうることなだけのはなし。 自らのうちにそれを甲斐性として乗り越えなされ。 なんとかなる。 種々に抱える種々の問題に修行を重ねた尊者達。 釈迦の直属の多様性。 わたしは、このひとりひとりの禿頭達の足跡と…

尊者達。

一人一人に名もあり、悟りあり、教えあり。 軽奢もあれば孤厳もあり、酒飲みあれば下戸もあり、大きくもあれば小さくもあり、病もあれば治もあり、慟哭もあれば黙忍もあり。楽あれば苦もあり。 ひとりひとりそれぞれときどきの甘受克服の傾向と対策の具現の…

諸君。

男子の本懐とはなんぞや。 女史の本懐でもかまわん。 諸子における懐(いだ)きし本分のところを述べよ。 「唯一正道を歩まん」、「仮令玉砕すとも男子の本懐ならずや」 ライオン宰相と呼ばれ、その断固たる政治姿勢により凶弾に倒れた、第27代内閣総理大臣…

遍路。

仏法遥かにあらず 心中にして すなわち近し。 -般若心経秘鍵-

遍路。

雲があれば 雲を観る。 はるばると くものほとりのてらにきて つきひをいまは ふもとにぞみる。 -雲辺寺御詠歌-

遍路。

同行二人。 わたしは、ひとり。 思いとともにあるく ついぞ ありがたさに やわらぐあしのいたさよ。

遍路。

海あれば 海を観る。 島影想えば 島影思う。

遍路。

路あれば 路を登る。

遍路。

山あれば 山を観る。 -種田山頭火-

旅情立つ。

疑っていることがある。 私は、疑っている人に対し、自分は信頼に足りる寛大な人間となれるだろうかと。 本当に嬉しいこととは、お互いに信頼し信頼に応えあうことそのものに、喜びを見出すことだというのは、脳の神経生理学的にも実証されているという。 線…

往く川の。

綺羅綺羅と 瞬き返す光川。 ほろほろと 零れおちるも 世俗垢。 入れて消化して出す。 いでて流れて帰す。 起こったことを貯めすぎず。 持っているものを固執に留めず。 往く川の 篤く静かに誘うも旅情。 捨てるともなく。拾うともなく。 ひとりその流容に没…

進軍あるのみ。

勝ってくるぞと勇ましく。 誓って呑みにいくが、いつも返り討ちにあうことが多い。 敗残の兵よろしく、うなだれかたをおとしうずくまり路面を見つめるとき。 今日も討ち死にの体にて気丈壊れ行く。 糞にちかしの、ころがりかた。 今自分が、生きておるのか死…

階段での話。

暑いからちょこっと怖い話でもして、寒い思いしてもらいましょか。 このあたりは昔からつりに来る人が多い。首ですけどな。 この急な岩石で出来た階段は気つけんと、後ろから成仏しきれんやつに突き飛ばされるちゅう話ですわ。 ひとつ。ふたつ。みっつ。・・…

瞠目と瞑目と。

20年立てば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる。 -マーク・トウェイン- 例えば、かなわぬものと知りつつも、恋の告白をして、振られるとする。 やっぱりしなければよかったと短い期間では行動を悔やむかもしれない。 しかし、それを諦めてしま…

とおりゃんせ。

このこのななつのおいわいに お札を納めに参ります。 七年というのは、体の全細胞(脳以外)が新陳代謝で入れ替わりをする年月だという。 そういえば、人が一度に覚えられる数は、だいたい七つだといわれる。 大陸や海や生や、不思議もナナが多い。 男女七歳…