南無煩悩大菩薩

露の世は露の世ながらさりながら

我を思う。



何故に我ありや。

何処に訳ありや。

私は、我が強い。

どこに根拠ありや。

地を這う蟻はありやなしや。

空を飛び過ぎるは鳶か。

わしが思うに鳶が舞う。

ひらひら舞うは、時末の蝶。

丁々発止と定まらず。

朱鷺鳴き告げるは相克の時。

我思う故に我ありか。


苦悩のブロンズは、こう語る。

「君が思っているほど、君は考えてはいないはずだ」


はい。負けました。