南無煩悩大菩薩

露の世は露の世ながらさりながら

粹も粋


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日本人は米の飯を食って、奢らず又吝嗇(しみったれ)ぬようにすべきである。

米の飯に飽きたからといって肉食ばかりしていては胃を損ないかねない。

また麦飯ばかり食っていてもその割に金も残らないものでいっそ米の飯を食って、米で一生を卒(おわ)るのが、実に粹なお方である。

というような古典もある。

ところで、粋を関東ではイキといい関西ではスイと呼ぶ人が多いようなので、かってある大先輩に粋(いき)と粋(すい)に違いはありますのと聞いたことがある。

その人が言うには、

「もし、兄さん‘いき’だねぇ。なんぞと声かけられたりしましたらな、なんのなんのわしゃ帰りや!とかえすのが‘すい’ですわ」。